(7)2016前期(Q1、Q2)

2016年の前期は、

けっこう、ばたばたとしながら、楽しかった。

ツカハラは、毎回、「甲子園出場校のカントク」って感じだ。

今回は、けっこう、善戦していたと思う。

この前期は、イノウエがピッチャーで4番だった。キャッチャーがヤスナで、イノウエの「話を聞かないピッチング」に怒りながら、このバッテリーで、切り抜けた、ってのが、カントクの感慨だ。

ヤマシナがセカンドとショートとセンターをまとめて守って3番を打ち、バッテリーを盛り立てていた。

ファーストにはユッキー、サードがジェニファーで、まあ、両翼は何とかしている。

ジェニファーはサイトーや同郷の太田を代走に立てながら1番と2番をまとめて打っていた。

ツカ研の2016前期は、ヤマシナとジェニファーの2人の守備と、なかなか高い出塁率で、ベトナムや沖縄まで走っていった。原発については、敦賀と伊方。今考えると、両方、泳いだのだけど、敦賀はやたら寒くて、伊方は暑かった。

やや深い守りに入っていたレフトは(もちろんレフトだから)フジイ(ツカ研にはライトは要らない)で、出塁率の高かったのが、ベトナム・沖縄方面だけど、ツカ研の攻撃陣の要は、打順でいうなら5番で、ファシズムとかコミュニズムというディープなテーマで長打を狙っていた。それで、ユッキーはむしろ、広島の神っていたスズキのように6番かな?出塁していたメンバーをみな「返す」(もしくは孵す?)役割を果たしていたのが、ユッキーだろう。

それにソーマ・カナコ・ナルミにミツキが守備の交代要員で堅実にまもり、ときどき、クラウディアやタクワさんに代打に立ってもらった。ちなみ、広島の野球の面白みもさることながら、ツカハラは、日ハムの栗山と大学での同期生だったのだよ。

 

そんなわけで、ツカ研への2016年の新人は、まずはクラウディア・プオルトさん(ナポリ大からの留学生、ダブル・ディグリー)と、ヨシミ・タクワさん(東京工大の博士の学生、ツカ研のポスドク)。

2人とも、それぞれちゃんと、けっこうなキャラを出してくれて、いい感じになっている。ダブル・ディグリーは大変そうだけど、なんとかなると思う。タクワさんは、神戸でひそかに進めているダ・ヴィンチ研究もさることながら、カメがヤバイと、もっぱらの評判である。

2回生で参入してきたのは、太田美咲とユージ・サイトー。太田は福岡の産で、けっこうドメスティックな志向性があって、なんで国際文化のツカ研なのかまだ正体不明なところがあるが、食べ物関係をやりたいらしく、またサイトーは千里中央のあたりから来ていて、テクノロジーをやりたいとのこと。これもまあ、まだ未知数。ヤスナが一人っ子だとかわいそう、でも、これでちょっと、お相手をしてくれる、というか、ボスるメンバーもできて、よかったと思う。

あと、ツカ研2016の前期は、「ポケモン計画」というのがあって、バッテリーのヤスナはイノウエのポケモンに、カナコが大きめのポケモンであるユージ・サイトーを操り、太田は伝説のポケモンマスター、ソーマ・ジョンについた。これ、まだどうなるか未知数だけど、じつはけっこう、期待してみている。

 

で、この間、井上は一人で、9月卒業に向けて、着々と、論文作成。今期の指令塔の役割を果たしながら、かなり着実に、自分の仕事はまとめていた。それだけじゃない。井上はベトナムにむけて、原子力ムラにも入り込んだり、いろんな人をいろんな人に紹介したり(ポケモン・ヤスナにも)、まあ、この2016前期は、なかなかの活躍だった。

カナコ・ミツキ、ソーマは就活。ナルミも就活だけど、公務員試験なので、ちょっと別のスタイルの就活。だから彼らは、この前期は、ちょっと、アウェイ感のある関わり。でも、それぞれに、行き先を決めてきたので、後期にはレギュラーに入って、ローテーションを組むことを構想している。

ナタネは、沖縄に「里子」に出され、山田浩世さんに引導を渡して、琉球大とか、沖縄国際大とかに潜り込む。ついでに与那国島では、「サトウキビ労働者」として、まるでシモーヌ・ヴェイユのように、労働をしたり、南大東島まで足を延ばす。

 

そんなわけで、主力は留学組。ヤマシナ、ゆっきー、ジェニファーとフジイの準備教育、というか、「しこみ」が中心。

 

で、最初のゼミで議論して、井上がまとめたものがある。これは歴史的資料、ちょっとおもしろいから、

2016の前期にしたいこと(パワポ)

2016、前期、テーマ別したいこと(ワード)

リンクを張っておくので、各自、自分の「近過去」を「歴史」として振り返ること。

ああ、あのころ、ワタシって、ボクって、希望に燃えていたのだなぁ、とか。

ついでだけど、4月のキックオフパーティの案内も、ワードで、貼り付けておく。あのころ(って、まあ、最近だけど)、の、雰囲気がよく出てる、というか、よくわかるものだ。

 

ツカハラにとって、2016年4月の始まりは、まだ1月の沖縄でのシンポの余波、それに東洋文庫の企画が『書物学』にまとめたり、『地理』のシーボルト特集を主宰したり、現代思想の特集『日本の物理学者』への執筆とか、オガちゃんのオリンピック本企画で右往左往したりしていたので、空なりに、いつも通りに、忙しかった。

 

3月に、エージを送り出す大納会で、シンゴとカワムラが来てくれて、カワムラはベトナム関係で手伝ってくれることになる。なかなか悪くない、OBネットワークだ。

 

でも、ほんとうに忙しい、というか、時間との勝負、というか、ツカハラの頭の中を占めていた、というか気になっていたのは、金森さんのこと。病状が小康状態になったとき、国立のご自宅にお邪魔して、最後にお目にかかれたのは4月、で、亡くなられたのが5月のことだ。塚原が託されていた本の編纂と開設の執筆は、原稿はできていたのだけど、もう容態が悪くて見せられず、これは急いで7月に出したのだけど、(生前になんとかお目にかけたかったのだけど)、遅きに失した。無念。

そしてこの前期には、6月にシンガポールでご一緒したばかりだった梶雅範さんも亡くなられた。ツカハラにとっては、近い人、というか、学問的にはちょうどいろいろ議論をしてきた、よき目標となる「先輩」のような人たちだったので、ショックが大きすぎる。

どうも、何をやっても、ちょっと学問的に面白いことに出くわすと、「これは金森さんなら、どうかんがえだだろう」、とか、「梶さんは、このこと、しっていたかな」とか、考えてしまう。うーん、思ったより、あのお二人を、意識していた、というか、あのお二人とは、共通するテーマを追いかけていたのだな、ちょうどお二人とも六十一歳、塚原より六つ上、うーん、早いなぁ、とか、まだ仕事したかったはずだ、とか、あと彼らの生き方の最後の態度が、対極的だったこと、とか、そんなことをしみじみ感じさせられて、ちょっと元気がなくなって、というか、学問にひとつの張り合いを欠いていた。分かってくれる人が、(そもそも、ツカハラの学問のディテールについては、分かるところまで分かるひとは、それほどいないのでは、と、つくづく思うのだけど)、二人も一遍に居なくなる、ってのは、寂しいもんだ。

 

で、前期の読書計画の軸は、ジョルダン・サンド、『帝国日本の生活空間』(岩波、2016年2月)、を、みんなで読む。それにあわせて 、ボムソン氏の「増量版・帝国の温泉研究」、

さらにシオリの「ヤクルトとカルピス研究」、(両方とも草稿)、を、ガッツリ、読むというセミナー。 これについては、松本佳子先生にコーディネーター役を頼んだ。5月末から6月にかけて。

 

4月には熊本で震災。ジェニファーはボランティアで、ムツミは福岡から取材に。ツカハラは川内原発を止めるように、それとイカタの再稼働をしないように、ちょっと、あちこち、働きかけ。

 

とりあえずこのころ立てた、4・5月の予定。

4月16日版(イノウエ修正版に、ツカハラが加筆・修正)
4月21日 3限:クラウディア論文(日本語→シナ・イノウエ)
4限:『科学技術の戦後史』Chap.3レジュメ:藤井(+クラウディア) →クラウディア:Research Proposal
5限:Welcome Party >>>ここに斉藤先生も来てくれる。それでベトナムへの志向性がぐっと高まる。 このころ、ジェニファー、斉藤先生にくっついて、東京のセミナーにでて、いろいろと、(小田ならさんとか)、ネットワークを作ってくる。ジェニファーの報告によると、こんな感じ。「・・・昨日のベトナムに関する勉強会ですが、まず、伊藤正子先生が「ベトナムの原発輸出」について、『原発輸出の欺瞞』の5章をなぞる形で発表なさっていました。個人的には、質疑応答で巣内尚子さん(フリージャーナリスト)が、実際に原発建設予定地にインタビューに行った話をしてくださったり、政治関係に精通している方からの見解であったり、原発の技術関係にお詳しい方のコメントであったり、半・反原発派(少しずつ減らしていくべき派)の方によるするどいツッコミであったり、かなり面白かったです。もう一人、三宅和久さんという共同通信の方が、ベトナムの現在の党内がどのような経緯で人事が決まったか、どんな人がいるのか、などという話を、かなり詳細にわたって発表しておられました。私にはほとんどわからなかったですが。笑その後の懇談会では、伊藤先生にぜひ塚原研究室にお越しいただきたいというお話をさせていただいたり、早稲田のアジア太平洋研究科の白石教授とお話させていただいたり、共同通信の三宅さんからベトナムの公安の怖さ(おもしろさ)についてたくさんのお話を聞いたり、元ジェトロ・ホーチミンの中村恭紀さんからは、中村さんがまとめた原発に関する資料をいただき、(ホーチミンの美味しいお店も紹介していただき)、企業関係で聞きたいことがあればホーチミンのジェトロに行きなさい、などなど、大変ためになる情報を提供してくださりました。(今後ともお世話になりそうです。)そして、現代ベトナムを知るための60章の編著者である今井昭夫先生と直接お話することもできました。その他にも何名かとお話することができ、今後ベトナムについて研究する上で大変重要なつながりができました。と、ざっと報告するとこんな感じです。P.S.ホーチミンに行くなら、近藤紘一『サイゴンのいちばん長い日』が、あーここここ!となっておもしろいらしいので、サイゴンに行く前にぜひ読みましょう。とりいそぎ。ジェニファー」

 

で、一瞬だけ来た青島:『原発のコスト』レポート、秋山:『ファーストフードネーション』などについてのレポート、大田はモンサントについて。
4月28日〜連休は、敦賀、もんじゅ・美浜原発(フィールドワーク)これはイベントのところを参照。

5月12日
3限:『科学技術の戦後史』Chap.1・2:サイトウ
4限:『科学技術の戦後史』Chap.4:シナ、Chap.5・まとめ:ジェニファー
5限: イノウエ、卒論の下書き

5月19日 この日は、松本佳子さんがコメンテータ。
3限:『帝国日本の生活空間』序:藤井、Chap.1:シナ
4限:Chap.2:ヤスナ・オオタ、Chap.4:サイトウ
5限:  シオリ論文(ヤスナ・オオタ)、ボムソン論文(フジイ)

 

山本昭宏さんをお呼びする特別セミナー、これは、伊藤正子先生をよぶセミナーになるけど、その(担当:サトウ)のための予習もこのころから始めている:『核と日本人』(まだ読んでいないひとは、マスト)『核エネルギー言説の戦後史1945-1980』、ツカ研に3冊、研究室用にあるので(山本さん から2冊、寄付してもらった!)、『80年代論』の中の山本論文などなど
5月26日 (松本さん、斉藤さんも参加)
3限: 『帝国日本の生活空間』Chap.5:ジェニファー、Chap.6:サトウ
4限: ベトナム勉強会 (テーマ設定など、ジェニファーが検討)
5限: ベトナム勉強会 その2 ここで原発の話、もしくは小田ならさんに きてもらう?

6月9日ゼミ: フジイ、留学への研究計画、もしくはナポリについてのネタ、おがちゃんがしば らくやっていたナポリの17世紀の反乱(マサニエロの反乱)とか。
シナ、留学ネタ、セルバンテス、もしくはカタロニア賛歌?+誰がために鐘はなる、とか。

それで、ゼミのテーマは、五月雨式に決まっているが、これはユッキー・佐藤が4月21日にまとめてくれたもの。  ・・・先ほど決まったリーディングリストです。

・本田宏『脱原子力の運動と政治』(山品)→4月26日(火)3限 打ち合わせ、ゼミで扱うか決める

【文学系】以下の中から、2冊はマスト

・桐野夏生『バラカ』・古川日出夫『あるいは修羅の十億年』

・古川日出夫『馬たちよ、それでも光は無垢で』

・池澤夏樹『アトミックボックス』       (+セルフ・オプション)→5月6日までに佐藤にメール、5月12日までに佐藤が集約
【山本昭宏さん関係】マスト・『核と日本人』

オプション・『核エネルギー言説の戦後史 1945〜60』・『80年代論』・「311文学についての論文」→5月9日までに井上さん、集約→5月24日(火)4,5限 山本さんゼミ

【原発輸出】・鈴木真奈美『日本はなぜ原発を輸出するのか』(大田、斎藤)

・伊藤正子『原発輸出の欺瞞』(ジェニファー、山品、佐藤)→5月2日までにメール

(以上です。佐藤)   ・・・というわけで、これらについてのツカハラのアサインメントは、以下のとおり。

 

リーディングの課題
● 本田さんの本: いまヤマシナ+イノウエ+ツカハラが読んでいるので、 内容については、火曜に検討。
● 文学系
その1 2冊各々について、800字で、書評を書きなさい。
(3分の1ルール:概説+けなす+ほめる、を、適応すること)
その2 読んだ2冊を比較して、どちらのほうが、ポスト311の状況をうまく 切り取っているか、もしくは文学的な想像力が豊かであると考えられるか、など など、600字程度で書きなさい。
● 山本さん関係 核と日本人、昨年やった人はやらなくてもいい。 今年初めて読む人は以下のとおり。
(1) 各章から印象に残った点を2つづつ書きなさい。箇条書きでいい。
(2) 全体として、面白かったと思った点を3つ、書きなさい。
(3) これはわかりにくい、と思ったことを2つ、同上。
(4) このことはもっと知りたい、と思ったこと、2つ以上。
オプション どれでもいいので、800字程度の「書評」、もしくは論文の紹介を書きなさい。 ーーーまあ、これをもとに、議論をすすめておこう。---
● 原発輸出 鈴木さん、原発輸出: 大田と斉藤は、の課題をやってきなさい。
(1) 2人で、章を分担して、各章のポイントを600字程度でまとめなさい。
(2) おのおの、この本を読んで、分かりにくいな、もしくは難しいな、と 思った点を2つあげなさい。
(3) これもおのおの、もっと知りたいな、詳しく教えてほしいな、と思った 点を、3つあげなさい。
● 伊藤さんの本
(1) 3人で章を分けて、各章をまとめたレジュメをつくりなさい。
(2) ベトナムで見てきたい、もしくはネタになりそうな点、もしくはこれを 知りたい、と思った点を2つづつ、あげてみなさい。
ーーーとりあえず、こんなところ。 まあ、来週は、火曜に打ち合わせをして、敦賀のことも、だいたい決まってくる と思う。 とりいそぎ。(ツカハラ)

 

いつもながら、ばたばたとしながら、勉強をする。これが、いい!のだぜ、へへへ。

こんな本を読む人は読んでいたのだ、ってのが、2016年度の前期です。

ついでに、4月21日、オガちゃんから、『反東京オリンピック宣言』を、航思社から出す、ってことで、執筆者への正式の連絡。まあ、その前に、けっこう難航していたけど、ここからは、なにはともあれ方向づけができたので、かなり速いテンポで、仕事が進む。

 

もうひとつ、前期にツカ研生がけっこう顔をそろえていたのは、火曜3限の英文購読。基本的に、その日の朝の英字新聞、Japan Times.  こういうのをキャッチアップしておくのは、大事だ。

 

で、ここで4月26日(火曜)、OBの山本ユーキくんが、神戸に遊びに来てくれる。神戸の学而荘に泊まって、飲んでいくことになる。これは、そのちょっと前のメール。飲み会は「ふくべ」で、山本昭宏さんも来てくれる。

井上は、ユーキの前でプレゼン、情報交換。

 

で、4月30日、カワムラ情報で、大阪のドーン・センターでの伊藤正子先生のセミナーによる。敦賀合宿(それも美浜のAirBnB)からの帰りに、ツカハラ・イノウエ・ヤマシナが寄る。ここにカワムラも合流。

「戦争の記憶と和解:韓国軍によるベトナム人戦時虐殺問題」の講演について

日程:4/30 (今週の土曜日) 19時〜 場所:大阪 ドーンセンター中会議室

講演者:伊藤正子氏(京都大学准教授)

 

で、原発輸出の欺瞞、準備勉強会は、まとめ5・6章をジェニファー、佐藤が1・2、山品が3・4。太田やサイトーもいろいろと予習を始めている。それで、5月24日に、伊藤先生に来てもらったセミナー。(ツカハラの案)。

ーーー----5月24日(火曜) 神戸大学・ツカ研(神戸STS研究会)・特別セミナー、概要(ツカハラmay.9案) 「ベトナムへの原発輸出を考える」神戸大学、国際文化学部、L206教室。 午後3時―6時半(趣旨) ポスト311で、原子力レジーム(治世)には、一旦の再考がなされたかに見える。だが、アベノミックスの下、再稼働への動きは着々と進み、大きな「後戻り」、すなわち「原子力回帰」と呼ばれるような事態が始まっているのも事実だ。 そのなかでも一貫して、「原発輸出」は、進んでいる。これは一体、どうしたことなのだろう?今回は、ベトナムへの日本からの原発輸出についての著書を編集された伊藤正子さんを神戸にお呼びして、この事態について考察するための機会を設けた。また学内の国際協力研究科からは、ベトナムに詳しい斉藤善久さんの協力も得られることになった。これまで、科学史の面から原発にはさまざまなスタイルでアプローチしてきた神戸大・ツカ研のレギュラーのメンバーと、原発輸出の問題、それも特に、今回はベトナムへの原発輸出という問題に焦点を当てて、検討をしてゆきたい。 特別ゲスト: ☆       伊藤正子さん(京大、東南アジア・アフリカ研、ベトナム地域研究、少数民族研究)神戸大、およびツカ研関係者(コメンテータ): ☆       斉藤善久(神戸大・国際協力研究科、ベトナム労働法)☆       山本昭宏(神戸外大、神戸大非常勤、『核と日本人』の著者)☆       金凡性(広島工大、もとツカ研PD、科学史)☆ 辛島理人(関西学院大、ツカ研RA、アジア関係史) 第1部 学生と、基本文献2冊の読書会 ●鈴木真奈美、『日本はなぜ原発を輸出するのか』●伊藤正子・吉井美和子編、『原発輸出の欺瞞:日本とベトナム「友好」関係の舞台裏』ここでは(ツカ研の学生が)本の全体の内容の確認すること、初歩的な事実関係や、基本を押さえることにします。そのうえで、これらの本についての疑問点の洗い出しや、「ツッコミ」のポイントを検討するのが、ここでの目的です。担当者は、司会:マサ・イノウエ  (鈴木の本)前半:大田、後半:斉藤 (ツッコミ担当:ヤスナ・フジイ)(伊藤の本)1・2章:サトウ、2・3章:山品、5・6章:ジェニファー 第2部 伊藤・吉井本の第5章について、伊藤さんの補足的説明(パワポ、写真)。斉藤・山本・金・辛島先生たちからの湖面と(第一部の発表への講評と、伊藤さんの説明への議論)、および「ツッコミ」と全体でのディスカッション 以上、この特別セミナーに参加を希望される方は、以上に上げた2冊の本を読んでくることを条件に、許可します。 ただし、事前に、参加希望の連絡をしておいてください。  神戸大学・国際文化学部・塚原東吾研究室 (担当・井上雅俊、ジェニファー・彩・ストット)

6月9日、「神戸大平和フォーラム」(学者の会、有志の会)の交流会。午後5:30-

 

ベトナム。ツカハラは負傷。そして沖縄。その間、カルタイには出られず。

この頃のツカハラの構想(とか状況)を、ナタネに語ったもの。

――――

ナタネ殿

まあ、ともあれ、負傷したツカハラは、マサ・イノウエが、あちこち電話をかけて、病院の手配とかをしてくれたおかげで、

(ユッキー・サトウは、写メで、ツカハラのパスポートとか、出入国日の連絡とかやってくれたので)、まだ、耳は繋がっている。

まあ、そんなわけで、芳一、というか、ゴッホにならずに済んでいるのだが、

よく考えるなら、

「耳にだけ、お経(仏教のタントラ)を、書いていない」、ということである、

という、文化的な解釈をしながら、まあ、オガちゃんも、傷跡をみせたら、

即座に、「芳一」と、言っていたとこを、反芻しながら、いろいろ考えている。

(その1) 人の話を、聞け、ということ。

(その2) 耳たぶとは、人体に、無くてもよ いのでは?ということ。

(その3) 左、というのは、まず、切られる、という文化性

(その4) 体中に、お経を、書くということは、墨で書くのかな?ということは、汗を、「かく」と、流れちゃうので?

・・・ などなど。

まあ、カルタイとは、こういうことだと思う。カルタイ、面白かったか?

というわけで、明日、研究室に来るとのこと、まあ、(多分)、イノウエと一緒に、

待っている。

イノウエが、いま、ナタネのいない、そしてナルミもソーマもカナコもミツキも居なかったなかで、ユッキー・サトウやヤマシナを差配しながら、司令塔になってくれている。

ポイント・ゲッターが居ない、というか、フジイがちょっと元気が無く、

(クラウディア・タクワのイタリア・コンビは、まあ、中盤の右を、「イタリアン亀」、的に、

保持してくれているのだが)、

ヤスナも(いつもどおり)、尖り過ぎだが、まあ、ヤスナは、尖りキャラで、けっこう、いい味が出て来ている。

ジェニファーによると、ヤスナにも、やっと、友だちができているようで、ピッチ外での活躍がある(らしい?)、ので、トップ下のポイント・ゲッターが、いま、あまりうまく、機能しいてない。

そんな中、ジェニファーが、ベトナムで、なんとか、得点している、し、かなり、いい動きを魅せている。

あまりちゃんと勉強したこと無いらしい、ということが分かったので、まあ、ジェニファーは、これからが、正念場、だろう。

サトウは、センター・バックを着実にこなしているのだが、ときどき、東北にいって不在のときが、マズイ。

そのジェニファーに、イノウエが、アシストをしつつ、(ジェニファーへのイノウエのアシストは、いいパスを出している)、

自分でも、 ミドル・レンジからのゴールを狙う、という、のが、いまは、ツカ研の攻撃的には、せいぜいの、キビシい展開になっている。

 

バック・ラインが、まったく、キビシく寄せるのが居ないので、(サトウは、どちらかというと、オフェンスのが、いいのだろうか?ツカハラの用兵法に、ちょっと、迷いが出ている)、

だから、 ツカハラが、ガラスのテーブルで、けがをする。うーん、高濃縮廃棄物が、ガラス・固化体にいれて、カスクにはいっているのは、やっぱ、だめだ、

ということが、今回、よくわかった。

 

中盤の左は、ヤマシナが、(かつての、ヨシローのような)、堅いプレーをしてくれていて、イノウエのサブで、キチンと仕事をしてる。

ヤツは、けっこう、沖縄、そしてスペインの独立戦争、さらにフランコについて、

いい感じで、ヘミングウェイしている。

 

だが、いま、セイゴの盟友・セトゲー仲間の、右の中盤を押さえるはずの、フジイが、

ちょっと、機能していない。

ユッキー・サトウは、右の バックから、深い位置(東北)、を、守っているので、

ちょっと、カバーにはいるのが、ワン・タイミング、おそい。

ソーマが、ソージツに決まった、という、ソー・ソー、という就活の成功で、復帰しつつあるので、夏からは、センターのイノウエの位置をまかせたい。

あと、ナルミの試験が終われば、センター・バックをまかせて、ユッキー・サトウを、前線に、ということも、考えられる。

そして、ツカ研の鮫島、エイジのアナを埋める、左のサイド・バックで、スピードと持久力を両方持つミツキが復帰してくれば、

何とかなると思うのだが、

オオタ・サイトウという若いのが、まだ使えない。うーん、この辺を、なたね、教育、頼む。

センター・フォワードのカナコもパスをスルーしているので、ソーマ・ナタネの、ミッド・フィルダーを二枚で、というのを、夏以降は、構想している。

というわけで、明日は、研究室で待っている。とりいそぎ。ツカハラ

 

で、このころ、世間ではやり始めたもの: ポケモンGO。

ツカ研も、それに合わせて、太田・サイトー・ヤスナを、それぞれソーマ・カナコ・イノウエの「ポケモン化」。

で、その辺がどう出るか、いま観測中。

ついでに、夏前の総括、ツカハラ、8月6日に、ユッキーへのレス(ちょっと加筆・改変しておく)。

 

ユッキー・サトーどの、それにみんなにも。
おお、なるほど、でも、日本人は、黙っていたほうが、はるかにアグレッシブだから、
(それに、いまの自民党の女性右翼をみていると、高市早苗にしても、稲田にしても、そのうえ都知事になっちゃったコイケにしても・・・)、
まあ、その辺、 そんなに無理せず、へろへろしてみる、ってのを学ぶ、とかでも、あんなになったら気味わるいので、まあ、ふにゃふにゃしていても、いいかもしれない。
どちらにしても、まあ、サトウはフランスでは、けっこう面白い時間を過ごせるはずだ。楽しくやってくれ。
で、そういえば、 この前期のまとめ、をしないとイケナイなあ。
この前期は、まず、今期の主力だったユッキー・山品・ジェニファーを中心に、
(今期の司令塔を務めてきたイノウエは、とりあえず、
すでに戦力外になった、という想定で)、
2回生のヤスナ+オオタ・サイトーで、(参加したイベントなどの報告を)、
まとめる方向にして、HPに、おいておくようにしよう。2016年前期の記録、としてざっと見ると以下のとおりだ。

読んだ本
ジョーダン・サンド『帝国日本の生活空間』、チューターが松本佳子さん
ベトナムへの原発輸出・伊藤さんの本、鈴木まなみさんの本
ポスト311文学(けっこういろいろ)
スペイン内戦文学(ヘミングウェイ、オーウェル、マルロー)
クラウディア関係の70年代技術(エネルギー)論、『科学技術の戦後史』
そのほかもろもろ、だけど、これはリストアップしておいたほうがいい。
英文購読は、ジャパタイ。キーワード群は、なかなか面白い。

イベント系
ベトナム系での研究集会(伊藤さん、山本さん、斉藤さん、ボンソンさん、カラシマさん)
ベトナムへの遠征
沖縄遠征・南東史学会、辺野古、高江
敦賀(5月)・伊方(7月)への前期原発系の合宿
東京遠征(5月末の科学史学会)
名古屋でのトヨタ産業技術記念館での資料収集(7月)
(16年3月は、三浦さんのシンポと、慎科研の総括シンポ)

卒論・イノウエ

今期の新人: 多久和さん、オオタ・サイトー
就活組: ミツキ(関西金持ち相手の一戸建て不動産)、ソーマ(ソージツ)、カナコ(青弓がだめで横浜のMMでのOL)、ナルミ(公務員試験、あと一押し?)。 それで、そろそろ、みんな、研究室に復帰の予定。

人生放浪組: ナタネ、沖縄あたりの南島を徘徊。与那国ではサトウキビの製糖工場の労働者経験、南大東島では気象台からポッコリとでてくるゾンデを見てきている。 後期は未定か?

スミレ会のアクティビティ(+伝統芸能): 『王妃エリザベート』と、「四天王寺の雅楽」

塚原が書いたもの:
「『解体新書』まわりの『幅』:医学書をめぐる背景と東西交流」、『書物学』、第7号、小特集・医書の世界、2016年3月、勉誠出版
「シーボルトは何をした人物なのか?:近年の歴史研究の最前線から」『地理』、特集・2016年8月号、古今書院
『科学技術をめぐる抗争』、岩波、金森さんと共編、2016年7月
「ポスト・ノーマル・サイエンスの射程からみた武谷三男と廣重徹:科学者の社会的責任論のなかでの再定位」、『現代思想』、2016年6月号、特集・日本の物理学者たち
(もうちょっとで出る)オガちゃん編集の『反東京オリンピック宣言』、2016年8月、航思社

うーん、こういう風に、ちょっと思いついたことを並べただけで、 なんだか盛りだくさんだなぁ。ともあれ、これらは、うまく、まとめておこう。
ツカ研MLを見返しておけば、まあ、この半年の動向は、振り返ることができるし。

あと、ツカハラ的には、この前期は、2つのお葬式(金森さん、梶さん)、
熊本の地震とそれでも止まらない原発、
参院選の敗北、沖縄での選挙の勝利とその報復(特に高江)、都知事をめぐる茶番劇、
初のベトナム訪問とガラスのつくえ事件、ユージンのオリンピック参加と日本代表メダルなし記録の更新、ついでに五十肩でバタフライから日本泳法に種目を変えたこと、かな。

でも、そういえば、4月に金森さんに最後に会いに行った時、まだ会話もできていたし、
あれがほんとうに最後になっちゃったのだなぁ、せっかく、本が出た(出した!)のに、見せらんないのだ、

とか、

6月のシンガポールに梶さんが来ていて、 いやいや、来られてよかった、と、一緒のセッションで、梶さんが一所懸命、質問をしているところで、古い友人たちと再会を懐かしんだり、(その友人にも、梶さんを訃報を伝えたり)、

その時までは、「生きていた」のだなぁ、

とか、

ツカハラは、ちょっと、感慨にふけっている。うーん、年をとると、こうやって、友人や、好きだった先輩、いい議論をしてくれた畏友が消えていくのは、寂しい、というか、どうも、張合いがなくなる、というか、けっこう、キツイもんなんだなあ、なんて、わりあい、ジーン、と、こたえている。
まあ、それでも、まだまだ、楽しくやろう。 「楽しく生きるためには、エネルギーがいる」、というか、自分のジンセーを楽しくするために、きちんとした努力をはらわないとイケナイ。
それで、次期の(?)、ポケモン3チームと、 (カナコ・サイト―、ソーマ・太田、それにマスターが、 フランスに移籍してしまうヤスナは、マスターなしでやるから、それ自体、「進化」なのかも)、
残留組のフジイ、それに就活からの復帰部隊のミツキ・ナルミ、(ナタネは後期は帰還するのか?)、と、
まあこの8-9人(?)で、この後期を、どんな戦線の編成にするか、ちょっと、夏の間、考えたい。
とりいそぎ。 (ツカハラ)

 

6月9日からの課題:主に、留学組+残留予定者、で。

 

  • 藤井、山口定の「ファシズム」の紹介と、自分の、突っ込みたいポイントを6つあげること。

コメンテータ:カナコ  >>>これは、ベトナムでの休講中に、「ゼミ論」(留学の研究計画)の下敷きにする。

 

  •  ヤマシナ

(1) 「資本の専制」からいくつかの論文を抽出して、(もしくは、主要な論文を抜き出して)、発表。

(2) ビフォの77年のイタリア・オートノミア運動について;スペイン戦争について;ベックの危険社会(山本さんの本にもでていた)などなど。

(3) スペイン内戦について。オーウェル「カタルニア賛歌」;マルロー「希望」;ヘミングウェイ「鐘がなる」について

みんなに読んでもらい、疑問をだしてもらう。

 

>>>留学中の研究のための、上記の(1)と(2)のポイントを整理して、ゼミ論(留学中の研究テーマ、狙いなど)の、

アウトラインを作って、発表(6月9日)。

 

(3)は、ヤスナ(ヘミングウェイ)+映画も見てきて;マルロー、斉藤;オーウェル、大田

 

>>>ヘミングウェイ、マルロー、オーウェルという3人をめぐる議論は、(ツカ研史上、かなり高い順位で)、面白かった!!!

なるほど、スペイン内戦をめぐって、アメリカ人の能天気さとスペインをも「オリエンタル化」するような単純さは映画にピッタリだし(ヘミングウェイ)、イギリスの皮肉とペシミズムというか、もうまったくディプレッションにさえ近い陰鬱な見方(オーウェル)とペシミズム、そしてフランスの愛国者であるマルローのストレート・パンチは全く共和国の理想的で、彼のリベルテ・エガリテ・フラタニテは、その後のゴーリズムへの展開が透けて見えるようなスタイルで、これは、三島由紀夫と同じ匂いを感じるところがある、って、まあ、ツカハラ的には、けっこう、いいゼミだったとおもう。ヤスナ、サイトー、オータのリアクションも、なかなかだった。

 

  • 佐藤 「震災後文学論」(2013、木村朗子(さえこ)、青土社)、外岡秀俊「震災と原発:国家の過ち、

文学で読み解く3.11」(2012、朝日)

 

>>>この2冊をまとめて、発表: ゼミ論のベースに。

ゼミ論は、学生(ゼミ生) や受講生からの「感想」を、まとめておくこと。それ自体が、佐藤にとっては「リソース」になるから。

>>>コメンテータは井上

 

  • ヤスナ: ベトナムの代理母問題+性をめぐる政治・暴力など。>>>ゼミ論(今後の研究計画)を立てる。アイディア+読むべき文献(つけるべき知識、その問題の隣接領域のひろがり、代理母なら、卵子提供、卵子売買、精子提供、デザイナーズ・ベイビー、エンヘンスメントなどなど) +実際の「調査計画」を、具体的に。

 

  • ジェニファー、5・12で、ほぼ完結、あとは現地で。
  • 斉藤、5・26に、たくさん本を渡してある。>>どんどん読む。
  • 大田>>>ベトナムで、思索 をして、妄想を膨らませる。

 

とりあえず、自分のto do を、確認。(ツカハラ)

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多久和さんのダ・ビンチ研究6月30日に報告。これは面白かった!タクワさんは、ヤスナを連れて、ヨーロッパへ。 チェコのプラハでは学会、イタリアのミラノではツカハラが紹介したダ・ビンチ・ミュージアムのクラウディオ・ジョルジオーネさんという、(なんだか、あまりに名前がイタリアだなぁ)、学芸員の人に会って、ダ・ビンチ・コレクションの(ファシズム期、つまり、日独伊三国同盟のころの)歴史についての資料交換など、これからの展開についての「ジャブ打ち」と「営業」を展開。この着想を得て、いろいろと関係の資料を探し始めたことのタクワさんからのメール:

塚原先生 ツカ研のみなさま  多久和です。ご無沙汰しております。

先週末の日本科学史学会年会で色々な方とお話しした結果、

ニュートン研究もダ・ヴィンチ研究も少し進展しました。

6月30日(木)のゼミで少し報告ができたらと思います。

ニュートン研究に関しては、大阪府立大学の斎藤憲先生がニュートンの講義録のラテン語からの翻訳に助言をくださるそうです。次回は大阪経由で神戸に来るようにしようと思います。

ダ・ヴィンチ研 究に関しては、

新国立美術館の谷口英理先生が、美術史の視点から既に1942年のダ・ヴィンチ展について詳しく調査を行っていました。

ただ、展示品が消失した件については、未だに伝聞以外の典拠がありません。

谷口先生が当時の図録を個人で所有しているそうで、美術館のオフィスに直接見に来て構わないと言ってくださいました。

日本側で調査できることを済ませてから、9月にミラノのダ・ヴィンチ博物館に行って調査をしたいと思っています。

その際に、塚原先生、Claudio Giorgione氏の連絡先を教えてくださると助かります。

 

 

最後になるけど、

実はけっこうおもしろかった、「英文購読」でのJapan Times.

フジイが相変わらず、遅れて出したけど、イノウエが、全部まとめてくれた。

これも、リンク張っておいてくれ。

うーん、イギリスのEU離脱(Brexit)とか、Pokemon Goとか、トランプとかドゥテルテとか、沖縄とか原発とか、選挙とかコイケとか、これ、けっこう、面白い。みんな、もう一回、これ、やってごらん。どのくらい、覚えている?

2016年の前期を切り取った、なかなか面白い、キーワード群になっているよ。

 

それで、イベントのパワポに入っていないのは、

宝塚のあと、イノウエを送り出す「大納会」@大阪>天王寺での邦楽、

それに、9月あたまの「木原セミナー」への参加(ツカ研関係者は8名)。

そのあと、新宿での標葉さんとの研究計画打ち合わせと、オガちゃんの舎弟筋にあたる、山本敦久さんの『反東京オリンピック宣言』の出版記念パーティー、それで、そのあと新宿の夜の徘徊は、花園神社とゴールデン街、バッティングセンターから歌舞伎町を抜けて、ガード下のちょっと先で、また飲みなおし、などなど。

 

さて、2016年の後期はどうしよう? へへへ、楽しそうだ。

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